人生100年時代とはいえども「病気(病人)の増加」や「医療費の増大」といった課題は多く、年金受給年齢の引き上げ等から、働く高齢者が増加しているのも昨今注視されているところです。日本人は勤勉・勤労であることから、働いている間は、体の声(異変)に耳を傾けず体を酷使してしまう傾向にあります。定年退職後のこれから(やっと自分の時間を持てる)というときに病気に罹ってしまうケースが多く、個人的には、そこをどうにかできないものかと日々悩んでおります。以前に比べると、働きながら楽しむ時間をもつ方も増えてきましたが、外国に比べると日本は環境的にまだまだ課題が多いような印象を受けています。
政府の社会保障制度改革国民会議が2013年に取りまとめた報告書では、「~確かな社会保障を将来世代に伝えるための道筋~」として、
・「1970年代モデル」から「21世紀(2025年)日本モデルへ」
・「治す医療」からQOL(生活の質)をより重視した「治し・支える医療」へ
・「病院完結型の医療」から「地域完結型の医療と介護」へ
と謳っており、国民会議の基本的な考え方の中で「いつでも、好きなところで、お金の心配をせずに、求める医療を受けることができる医療」から「必要なときに、適切な医療を、適切な場所で、最少の費用で受ける医療」に転換すべきと議論されてきました。
目指す方向へ少しでも近づけばいいと思う反面、現状から厳しい印象も持っているのも正直なところです。
我が国が世界に誇るべき国民皆保険が創設されたのが1961年。
1960~70年代、国民は若く、高度経済成長の下で所得は倍増し、医療費の負担を気にする必要はありませんでした。しかし、現在は超高齢化に伴い医療・介護保険料や税負担が増大し、こうした中で国の負債残高は国際的にも歴史的にも最悪の水準(太平洋戦争末期と同水準)という危機的状況にあります。
生産年齢人口が減少していく中、社会保障制度について、国民一人一人が真剣に考えるために「自助」「互助」「共助」「公助」という捉え方が必要なのではないかと強く感じています。
そして、その「自助=(自発的に生活課題を解決する力)」に含まれるサービスとして、自費訪問リハを利用して頂くことも一案として、ここに提案させて頂きます。
国家資格をもつ者として、保険料軽減に努めることはもちろん、積極的に予防に努めることで一人でも多くの方の健康寿命を延ばせるよう努めて参ります。
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