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TREE通信 No.21 

執筆者の写真: 自費訪問リハTREE自費訪問リハTREE

 先月号から引き続き 『自律神経失調症』 についてご紹介しております。

 自律神経失調症は全身におよぶ多種多様な症状をもち、大別すると4つに分けられます。不定愁訴に悩まされると身体の不調にばかり目が向きがちですが、自律神経失調症の多くは精神的な症状も併せもっています。そのため、自分の身体だけではなく、心の声にも耳を傾けましょう。まずは生活リズム・食事バランスを整えることが改善の近道です❦


自律神経失調症4つのタイプ


1,本態性型自律神経失調症

 生まれつき自律神経の調節機能が乱れやすい体質の人、低血圧や虚弱体質、またはたちくらみをしやすい人などに見られるタイプ。体力に自信のない人も自律神経に変調をきたすことが多いといえる。


2,神経症型自律神経失調症

 心理的な要因によって自律神経の機能に不調をきたし、不定愁訴の症状があらわれるタイプ。自分の身体の変調に敏感で気にする人に多くみられる。神経症との境界線があいまいだが、身体的な所見が強くみられる場合に当てはまる。


3,心身症型自律神経失調症

 自律神経失調症の約半数がこのタイプ。日常生活のストレスが原因のため、症状のあらわれ方も程度も様々。喜怒哀楽の感情や疲労などのストレスを無理に抑えることにより、自律神経に変調をきたす。


4,抑うつ型自律神経失調症

 ストレスが慢性的に蓄積して、うつ状態の反応をきたすと、頭痛、腹痛、不眠、食欲不振などの身体症状もあらわれる。抑うつ気分がこれらの症状に隠れて発見されにくいと、うつに対する適切な治療がなされないことになる。性格的にうつ状態になりやすいのは、几帳面、完全主義、執着心が強い、気分が沈みやすい、などの傾向のある人など。

 
 
 

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