TREE通信 No.13
- 自費訪問リハTREE
- 2022年1月1日
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皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。さて、今なお世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。今回は日本国内の感染状況・ワクチンの接種状況について振り返り、今後に備えていければと思います。
<国内の発生状況>
感染者(陽性者):総数1,722,664人 死亡者総数:18,352人
ワクチン総接種回数:197,101,669人
(令和3年11月30日公表)
日本ではこれまで全人口の約1.4%が新型コロナウイルスと診断されています。
また、新型コロナウイルス感染者と診断された人のうち、重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方です。重症化のリスクとなる基礎疾患などには、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病(CKD)、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙があります。しかし、ワクチンを2回接種することで重症化予防が期待でき、現在、重症化する割合は低下しております。
2020年6月以降に診断された人の中では、以下のような割合となっています。
・重症化する人の割合:約1.6%(50歳以下で0.3%、60歳以上で8.5%)
・死亡する人の割合:約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)
2021年6月頃から全国で本格的にワクチン接種が進み、11月30日現在では2回目の接種を終えた方は約77%となっています。
私たちの生活環境には、細菌やウイルスなど病気を引き起こす様々な病原体が存在し、共存しています。一度体に入ってきた病原体が再び体に侵入しても病気にならないよう、重症化しないように体に記憶するのが免疫といいます。このしくみを使ったものがワクチンです。
mRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図となるmRNAワクチンを脂質の膜で包み、投与を行います。mRNAとは、DNAまたはRNAからコピーした遺伝情報に従い、様々なタンパク質の合成を促す物質です。そのタンパク質の一つに、ウイルスの表面に出ている突起の「スパイクタンパク質」があります。スパイクタンパク質は、それぞれのウイルスを認識する顔のような存在です。人工的に作り出したmRNAを投与することで、体内でスパイクタンパク質を産生させ、それを受けて抗体が作られるようになります。
※代表の父が昨年10月末に亡くなりましたので、新年のご挨拶をご遠慮させて頂いております。ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
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