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TREE通信 No.25

皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今回は今なお猛威を振るっている新型コロナウイルスの国内感染状況・長引く自粛

生活による二次被害について振り返ってみたいと思います。         


<国内の発生状況>

感染者(陽性者):総数23,935,445人(R4/11/22現在)

ワクチン総接種回数:349,234,331人(R4/11/30公表)


上記のようにR4/11時点で、日本の全人口の約19%が新型コロナウイルスと診断されています。第8波と季節性インフルエンザの同時流行に注意は必要ですが、長引く自粛生活による運動量低下や人とかかわる機会の減少にも目を向けなければなりません。特に高齢者においては、筋肉量が低下するサルコペニアになりやすく、骨折や寝たきりのリスクが高まります。それだけでなく、人とのかかわりが減ることにより認知症の発症リスクも高まるといわれています。


国立感染所研究所では、国内における変異株を①懸念される変異株、②注目すべき変異株、③監視中の変異株に分類しています。R4/11時点で、①はベータ株、ガンマ株、デルタ株、オミクロン株の4種類から殆どがオミクロン株へ置き換わり、②③に該当するものはありません。オミクロン株は変異を続け様々な系統が存在しており、それらをまとめて「オミクロン亜種系統」といい、現在流行しているのは「主にオミクロン株亜種BA.5」といわれています。R4/9からオミクロン株対応のワクチン接種が開始され、第6波で流行したBA.1対応型とBA.4-5対応型の2種が存在しています。いずれも今後の変異株に対しても有効である可能性が高いと期待されているワクチンです。


長引く自粛生活による健康二次被害を防ぐには、感染症予防に努め、ウォーキングなどの運動を行うことや地域のコミュニティーに参加して人とかかわる機会を持つことが重要とされています。健康な高齢者が活動量の少ない生活を2週間送ると、脚の筋肉量が約3.7%低下したという報告もあります。加齢による筋肉量の減少量は通常1年で約1%といわれているため、これは約3.7年分の老化に値します。適度な運動を取り入れ、健康体を維持していきましょう❦❦❦

 
 
 

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