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寒さの中にも春の訪れを感じる季節となりました。うちの庭では、私の大好きなムスカリが顔を覗かしています。新年度を迎える前に、脳や体をストレッサーによる疲労から回復させる睡眠について学んでみませんか!?
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脳と体どちらにおいても疲労原因の多くはストレッサーによる交感神経の過活動=「活性酸素」が体内に過剰発生するためといわれています。原因は、脳の場合、精神的なストレッサーやスマートフォン・PCの長時間使用などにより脳の緊張状態が続くこと、情報量が多いこと。また、体の場合は、激しい運動や紫外線を長時間浴びることで生じるといわれています。私たちが日常的に感じる疲労感の多くは、脳疲労だといわれており、慢性的な脳疲労は、集中力や判断力を鈍らせます。前頭前野の働きも低下させるため、感情的になったり、理性を働かせることがうまくできなくなると考えられています。
【睡眠が脳と体にもたらす目的】眠たいのに早く眠れない、早く寝ようと布団に入っても寝付けないというのは自律神経のバランスが乱れ、脳が疲れている状態です。私たちが睡眠をとる目的は、脳や体を休め回復させるだけでなく、脳内の情報整理、記憶の定着や消去、感情の整理、さらには脳や体の活性酸素の除去にも深く関係しています。眠気を誘発する睡眠ホルモンの「メラトニン」には高い抗酸化作用があるため、活性酸素の働きを抑え疲労回復を促してくれます。
【睡眠の質にかかわる因子】日本は世界的に見ても睡眠時間が短く、睡眠負債大国ともいわれるほど睡眠不足は深刻な問題です。最適な睡眠時間には個人差がありますが、平均すると約7時間といわれており、質も重要といわれています。
●〇●睡眠の質を高める因子●〇●
朝、起床時に朝日を浴びる
真っ暗な部屋での睡眠
メラトニン分泌を促す栄養素の摂取
適度な運動
ぬるめの温度で入浴する
●〇●睡眠の質を低下させる因子●〇●
夜のコンビニや繁華街の強い光
寝る直前のPCやスマホの使用
寝る直前の食事や飲酒
寝る直前の熱いお風呂
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