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季節では秋に入りましたが、まだまだ暑い日が続きます。朝晩と日中の温度差が大きいため、体調には気を付けてまいりましょう。さて、今回は「股関節と脳機能の関わり」について、ご紹介しております。よろしければ、ご参考になさってください❦❦
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股関節と脳機能には大きな関わりがあると言われています。その指標となるのが「歩幅」です。歩幅は体のバランスや安定性に関連しています。例えば、平らな大きい道路では広い歩幅で歩けたり、凸凹道や整備されていない道路では転ばないよう、濡れている道路では滑らないよう歩幅が狭くなったりします。
また、高齢者の場合は歩く際に安定性を保とうと、歩幅を広げずに狭めて歩く傾向があります。これは、無意識のうちに転倒やバランスを崩すリスクを減らしているためです。しかし、日常的に歩幅が狭くなると、歩くスピードが落ちるだけではなく脳機能を低下させることにも繋がります。
歩幅の調整には脳の多くの部分が関与しており、歩幅が狭い人は、広い人に比べて認知機能が衰えやすいと言われています。それは、歩幅を調整しているのは主に大脳皮質であり、認知機能に関係する脳の部分と重なっているためと考えられています。
歩幅が広く安定しているかどうかを確認するのは難しく、歩幅が不安定になり、狭くなることが多くなった後に、脳機能の低下が見られるケースが多くあります。歩幅を意識して歩くことで、普段使っていない筋肉が意識的に使われ、脳内で新たな神経回路が構築されたり、脳の血流が向上し、脳の活性化も期待できると言われています。近年では、歩幅を広げることが認知症予防や治療に役立つ可能性があると考えられています。
<どのくらいの歩幅が良いのか!?>
歩幅は歩くときに開く右足のつま先から左足のつま先までの幅です。理想の歩幅(広い歩幅)は65㎝以上と言われています。わかりやすい例えでは横断歩道の白線があります。白線の幅は約45㎝であり、足のサイズを25㎝とすると、白線を踏まずにまたげれば一歩の歩幅は70㎝となります。このように、白線を踏まないで跨げるかが歩幅の広さの簡単な目安になります。
歩幅を無理なく広げるコツは“腕を後ろに振る”ことです。腕を前に振ると体が前傾し猫背になりやすく、逆に後ろに振ると背筋が伸び視線が上がり歩幅が広がりやすくなります。
先ずは今の歩幅から5㎝広げることを意識して歩いてみましょう‼
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