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TREE通信 No.5

 GWといえば春の大型連休!楽しみのはずが!今年もセーブ。こんな時期だからこそ、ポジティブに心と体に良いことを考えていきましょう。今回は「脳を操る神経伝達物質」の一つ「セロトニン」について、一緒に復習しましょう♪


 「セロトニン」には不安を和らげ精神を安定させる働きがあります。そのため、不足するとイライラして落ち着きがなくなり、衝動的・攻撃的になると考えられています。また、睡眠、覚醒、食欲にも関係しており、正常な放出を邪魔するものが「ストレス」と言われています。「セロトニン」が不足して発症するのが「うつ病」で、その身体症状の一つとして現れるのが「睡眠障害」です。今回は「睡眠障害」を通して、「セロトニン」を学んでいきましょう。


 さて、私たちの体は、朝起きて太陽の光を浴びることで、脳の視床下部に存在する視交叉上核(体内時計をコントロールする場所)に光が届き、体内時計がリセットされるようになっています。その結果、「セロトニン」の分泌が高まり、気持ちが整います。そして、日中作られた「セロトニン」を基に、夜になると松果体から「メラトニン」が分泌されます。「メラトニン」が体内で増えることで体温が下がり眠たくなります。つまり、「セロトニン」が不足すると、「メラトニン」も十分に作られなくなり、睡眠障害が起こるというわけです。



 さらに、「セロトニン」の原料となるのが、必須アミノ酸の「トリプトファン」です。必須アミノ酸は体内で合成することができないため、食事から摂取する必要があります。日頃からタンパク質を多く含む食品をしっかり摂取するよう心掛けましょう。




 また、セロトニンの90%は、腸などの消化管にあり消化管の蠕動運動を調整しています。残りの約10%のうち約8%は血液中にあり(血小板:止血作用)、脳内で働く「セロトニン」は全体の約2%しかありません。



※サンデー北九州(東・西・南版)4.24(Vol.1320)

 『腸活を始めませんか⁉』もご参考ください。

 
 
 

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