全国で過去最多の感染を続ける新型コロナウイルス。
脅威でしかありませんが見えない敵と戦うには、一人一人が今できる予防策を続けるほかありません。待ち望まれるのは、何といっても新型コロナワクチン。
イギリスでは8日に摂取が始まったようですが、零下70度前後の「超低温」管理という難しい課題も...。しかし、常温では短期で効果がなくなるようなので、超低温冷凍庫に期待するしかありません。国内の超低温冷凍庫を作る工場は生産体制を強化し、現在頑張ってくれているようです。使命感を持って頑張ってくださる医療従事者や企業の方々には感謝しかありません。その方々を応援しながら、今は自分たちにできる予防を続けることが、明るい未来への近道だと信じています。
さて、今回は、待ち望むワクチンについて、一緒に振り返ってみませんか?
細菌やウイルスによる感染症を予防するワクチンは、あらかじめ病原性を失わせた病原体から作られます。これは免疫の仕組みを利用したものになります。体内に抗体を作り、体内に病原体が侵入しても増殖を抑えてくれるという優れものなのです。
免疫とは「 疫から免れる 」という意味で、細菌やウイルスなどの外敵の侵入を防ぎ、体内で発生した害をもたらす細胞を排除する自己防衛機能のことをいいます。
目や鼻、皮膚などには、涙や鼻水、線毛、体毛などによって、異物や病原体が入らないような仕組みがあり、それらで防げなかったものは、免疫細胞「白血球」が血液やリンパを介して全身をめぐり、守ってくれます。
免疫の防御反応には「自然免疫」と「獲得免疫」があり、ワクチンは後者になります。
免疫は自律神経や内分泌系とも連動しているため、そのうちの一つが乱れるとすべてのバランスが崩れてしまいます。
TREE BLOG内にある「腸管免疫力アップ」などを参考にしていただき、健康を維持していきましょう!
おまけ:細菌とウイルスの違い
細菌とは
強い細胞壁に包まれた細胞。単独で増殖することができるもの。呼吸器系・消化器系・泌尿器系などに定着して増殖し、種々の毒素を生産して、細胞の働きを止める。
主な病原体はブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌、緑膿菌、コレラ菌、赤痢菌、結核菌 などで、抗生物質が効く。
ウイルスとは
遺伝子(核酸)とその周りのタンパク質だけの粒子で、単独では増殖できないもの。
人の細胞内に侵入して増殖を繰り返す。細胞内にコピー細胞を作り、感染を拡大。
主な病原体はノロウイルス、インフルエンザ、ロタウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス などで、抗生物質は効かない。
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