top of page
執筆者の写真自費訪問リハTREE

腸管免疫力アップ ❦

更新日:2020年12月9日

健康志向が高まる昨今、皆様はどのようなことにご興味をお持ちでしょうか?

私は最近、腸管免疫力アップに興味をもっています。

何故かというと、女性のがん死亡率第1位が大腸がんであることや新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延化により、免疫力を高めておくことが必要だと強く感じたからです。

皆さんもこれを機に腸管免疫力アップに取り組んでみませんか?


腸内環境は食事や生活習慣によて日々変化しており、腸内環境が悪くなると便秘や下痢になるだけではなく、免疫力が低下し風邪を引きやすくなるなど、様々な不調が生じます。その腸内環境は、約1000種類以上、約100兆個以上の腸内細菌(約1.5kg)によって左右されるといわれており、腸内細菌は大きく3つに分類されます。


・善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌)
 腸の蠕動運動が盛んになり、消化吸収や便通を改善します。免疫力を高める働きも
 あり、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果も期待できます。
・悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌)
 肌荒れや便秘、肥満などの不調を引き起こします。
・日和見菌(バクテロイデス菌)
 善玉菌と悪玉菌の優勢の方に味方します。

腸内細菌の黄金比

  「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7」



善玉菌を増やすためには、食物繊維や発酵食品を多くとり、バランスのよい食事を心がけることが大切です。また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌(プロバイオティクス)、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖(プレバイオティクス)をとることにより、腸内環境が改善するといわれています。


生きた乳酸菌やビフィズス菌をとることで、乳酸や酢酸が産生され腸壁を刺激し、腸の蠕動運動を活発にするため便秘改善につながります。また、乳酸や酢酸により腸内が酸性に傾くことで、アルカリ性を好む悪玉菌を少なくする効果も期待できます。ただし、プロバイオティクスは腸に定着することができないため、毎日の食事で取り入れることが大切になります。



#腸管免疫力 #プロバイオテクス #プレバイオテクス #善玉菌 #新型コロナウイルス 

閲覧数:19回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新型コロナウイルスのワクチンが早く普及しますように!

全国で過去最多の感染を続ける新型コロナウイルス。 脅威でしかありませんが見えない敵と戦うには、一人一人が今できる予防策を続けるほかありません。待ち望まれるのは、何といっても新型コロナワクチン。 イギリスでは8日に摂取が始まったようですが、零下70度前後の「超低温」管理という...

パーキンソン病

パーキンソン病全体の発症率は1000人に1人、高齢化とともに増加傾向にあり、65歳以上では約100人に1人といわれています。超高齢化社会真っただ中の日本では、今後さらに増えることが予測されます。 私はこれまで病院(急性期~慢性期)や病院・訪問看護ステーションからの訪問リハで...

Comments


bottom of page